後日談
書面に書かれた期日は二週間後くらい。
生活保護のお金が入ると言っていた。
「来るか来ないか一杯おごりね」などと、その間ウチで常連と一番盛り上がった話題だった。
いざ当日。
「来るかなー」なんて様子を見に飲みに店に来る常連さんも…(ありがとう松尾)
結果…
松尾は来なかった。
ちなみに私は松尾を信じ、来るに一票。
その日の営業終わり、本当かどうか分からない書面の住所に行った。
時刻は朝6時頃。非常識ではあるが、まぁ良い。
インターホンの無い古いアパート。
表札もなかったが、用心しつつ玄関扉の郵便口を覗く(非常識であるがまぁ良い)と、例のお母さんに縫ってもらったジャケットらしきものがハンガーに掛かっているように見える。
扉をノックして名前を呼ぶも、居るのか居ないのか、出てくる様子は無い。
隣人の気配を感じ、これ以上早朝の物音は近所迷惑なので撤退。
飲み逃げに遭遇して
その後も何度か、自称松尾の家に行きましたが結局自称松尾が出てくることはありませんでした。
これが、私が実際に遭った飲み逃げです。
実際に遭遇していろいろな状況を考えました。
その日はスタッフと営業していたのですが、自分やスタッフが1人で営業していることもあるので、そうなったとき他にお客さんが居たらどうしようとか、それが常連さんだったら良いけど一見さんだったらどうしようとか。
自分も当時のスタッフも、いざとなったらなんとかなるような男ですが、そうじゃないスタッフだったらどうしようとか。
私事ではありませんが、女性が一人でやってるお店とか怖いだろうな、とかとか。
お店をやっている方はそういう時どうするかの想定、従業員はどうすべきかの指導・教育等しておいた方が良いかもしれません。
良い経験にはなりました!!
飲み逃げご用心!!
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