親愛なる梅干しサワー好きの皆様、こんにちは。
自分は梅干しサワーが大好きです。
居酒屋ではグラスを交換せずに中だけ追加して、どんどん酸っぱく・しょっぱくしていくのが好きです。
そして梅干しサワーに限らず、梅や紫蘇のお菓子等、そういった類のもの全般が大好きです。
ここではそんな梅紫蘇好きバーテンダーの自分が最高に美味い次世代梅しそサワーをご紹介させていただきます。
メインとなる材料にはこの『紫蘇ダルマ』と言うお酒を使います。
こちらの『紫蘇ダルマ』
まだご存じない方が多いのではないでしょうか。
2021年7月で発売から2年が経ちますが、未だ男梅サワーの影に隠れてしまっています。
梅干しのお酒は缶チューハイなども含めたくさんの種類が販売されており、その味わいは様々。
「梅酒」と呼ばれるお酒も梅干しのお酒ではありますが、一般的な認識として梅酒は梅酒。
梅干しのお酒は梅干しのお酒。
として独立して捉えられている気がします。
しかし梅使用のお酒がどんどん販売されているとは言え、帝王男梅・女王CHOYA の知名度に勝る酒は未だ現れておりません。
そんな市場に突如現れそのスター性を匂わせた『紫蘇ダルマ』
発売は2019年7月の広島生まれです。
販売は「中国醸造株式会社」と認識しておりましたが、2021年に「株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー」と社名変更されています。
我々バー業界では『桜尾』『戸河内』の方が圧倒的に有名ですね。
むしろ『紫蘇ダルマ』を扱っているバーテンダーはいるのでしょうか。
原材料に注目していただきますと【梅酢、醸造酢、赤しそ濃縮液、食塩】が含まれているのがご確認いただけます。
こういった原材料のお酒ってないんですよね。
しょっぱすっぱい梅のお酒代表の男梅サワー・男梅の素は原材料に【梅・酸味料】とはあります。
しかし紫蘇ダルマには【梅酢・醸造酢・食塩】ですよ!?
梅干しサワー好きな方の中には、自分のようにグラス交換せず中だけ追加して酸っぱくしょっぱくしていく方が結構いらっしゃいますが、そんな方々にとってはもうこれだけで飲みたくなるお酒じゃありませんか!?
そんな『紫蘇ダルマ』自体の味わいは、もちろん酸っぱくしょっぱいですww
そして国産リキュールにたまにある独特の胡散臭さがあります。
『紫蘇ダルマ』の場合はセメダイン臭いっちゅーか。
悪い意味ではありません。それが特徴的な味であり良いんです。
男梅の素が公式にロックでも勧められているようにこの『紫蘇ダルマ』も単体で飲めますが、やはり炭酸割で豪快にグビグビ行きたいです。
美味しい飲み方
・中国醸造 『紫蘇ダルマ』 40ml
・ポッカサッポロ 『潰しうめ』 20ml
・三島食品 『ゆかり』 少々
・三島食品 『うめこ』 小さじ1程度
・炭酸水 120ml
分量は目安になります。
『潰しうめ』に関しては梅干、練り梅などで代用も可能です。
酸味や塩味は使用したウメにより変わります。
炭酸水の加減も含め、お好みで調整してください。
ただ炭酸で割るだけでも美味しいのですが、梅酢が入っているとは言え基本的には紫蘇のお酒。
梅感・酸味が欲しいところなので梅を入れてみましょう。
入れる梅はなんでも良いです。お好みの梅をお好みの量使ってください。
ウチではポッカサッポロ『お酒にプラス 潰しうめ』を使っています。
近所のスーパーにも、よく行く酒屋でも扱っています。
香りと味は梅干にかなり劣りますが便利、そして安い。
梅干しを叩いたりグラスの中で潰すのが手間な方にもオススメです。
梅干しと違って液体状なのでゴクゴクと飲みやすいところも良いです。
これでググッと酸味が強くなるのはもちろん、酸味の幅が広がります。
もうひと手間加えていきましょう
この飲み方は『紫蘇ダルマ』の販売元である中国醸造さんがオススメしている飲み方で、三島食品さんの『ゆかり』を使います。
こちらの『ゆかり』も広島の製品なんですね。
なにか“ゆかり”でもあるんでしょうか?
『ゆかり』をはじめとするご飯のお供を様々販売しております三島食品さん。
『ゆかり』は同社の売上ナンバーワンを誇る(公式サイト談)看板商品です。
『ゆかり』に使われる赤しその畑は同社が広島に広く所有しているようです。
7月7日は「赤しその日」
三島食品が赤しそを尊ぶ日として、この頃に赤しその収穫が最盛期を迎えることと、しそは「紫蘇」と書くように蘇るものに由来する伝承があり、七夕の織姫と彦星伝説の1年に1度蘇ることに通じるとの思いから、記念日として制定しました。
「赤しその日」『三島食品』(https://www.mishima.co.jp/study/memorial/)
『紫蘇ダルマ』に使われている赤しそが三島食品の赤しそ畑で収穫されたものかどうかはわかりませんが『紫蘇ダルマ』の発売も7月だったことからも勝手に“ゆかり”があるのではないかと思っています。
………話がそれました。
中国醸造さん曰くこの『ゆかり』をグラスのふちにつけて飲むのがオススメだそう。
どうやってグラスの縁につけるの?という方へ
まずは、何らかの水分でグラスのふちを濡らします。なんでも良いです。
自分はレモン等の断面を使ってます。
グラスの縁を湿らせらたらグラスをさかさまにして、皿などに広げた『ゆかり』をつけます。
カクテルを作る上では「リムド」と言う技法になります。
グラスの縁(リム)に塩や砂糖をつけることを「スノースタイル」と呼んだりしますので、言うなれば「ゆかりスノースタイル」ですね。
※「ゆかりスノースタイル」の作り方はじめ、全ての手順は動画で詳しく説明させていただいております。
『ゆかり』の香りでよりフレッシュな紫蘇感を、そして食感が生まれ、塩分もプラスされます。
もう立派なカクテルです。
さいごにもうひと手間
またまた三島食品さんの製品を使います。
次は『梅入りゆかり』か『うめこ』を使います。個人的には『うめこ』がオススメです。
これをお好みの量グラスに入れてください。
入れ過ぎには注意です。
特に『梅入りゆかり』を入れ過ぎると舌触り・喉越しにあまり良くない影響を及ぼします。
肝心なのは「乾燥した梅」なのです。
これが水分を吸ってサクサク・カリカリとした食感に変化し、カリカリ梅を食べながら飲んでいるような味わいになります。
サクカリ梅で、おつまみ不要!笑
自分は何度も飲んでいて変化を追う必要がないので事前に『うめこ』をボトルの中へ入れています。
これがちゃんとカリカリ梅になっています。
冷蔵庫の中で二か月くらいまでしか保存したことがありませんが、梅がしなしなになってしまうようなことはないです。梅の味も出て一石二鳥!!
グラスに入れた場合だと飲むスピードや『うめこ』のサイズによってはサクサク・カリカリまで戻らないので、作ってみて「美味しい!また飲みたい!」と思った方は事前にボトルへ入れておくと良いでしょう。
注ぐ前にはボトルを一度逆さまにするなどしてきちんと『うめこ』が流れるようにしてください。
あとは少量のレモン果汁などを入れてもフルーティさと華やかな香りが加わり、セメダイン感がしまりますが、ここまで材料を使ってなんだかんだと入れ始めるといよいよ本格カクテルとなってしまいます。
せっかくプハーなひと時も面倒に感じてしまっては美味しさ半減なので、手間と味のバランスを考えて作って下さい。
『潰しうめ』と『紫蘇ダルマ』だけで手軽にシンプル、十分美味しいです。
発売から二年、そろそろ『紫蘇ダルマ』を流行らせましょう!
このまま知名度が上がることなく販売が中止となっては、梅干しサワー好きな皆様はきっと後悔します!!
まだまだ知られていない『紫蘇ダルマ』
男梅サワーばかり飲んでいる友人に是非差をつけましょう!
ご自分なりに組み合わせて、また新たに材料をプラスして、よりおいしい飲み方を見つけてください。
しょっぱい!すっぱい!!
夏の熱中症対策もバッチリ!!
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